社史編纂の担当者必見!はじめに押さえておきたい「社史の基礎知識」

【社史制作の進め方】社史づくりにかかる期間や主なスケジュール

2018年08月28日 13時08分

社史を完成させるまでに皆さんはどのくらいの期間がかかると思いますか。数日で完成することはないにしろ、「2~3カ月ほどあれば終わるのでは?」と思われる方も多いかもしれません。もちろん作ろうとしている社史の種類や媒体にもよりますが、100~200ページくらいの書籍にまとめようとしたら「最低でも12カ月」、長いときには「数年」かかることも珍しくありません。
 
社史づくりかかる期間
例えば、ある企業が100ページの書籍を作ろうと思ったら、社史制作、資料データ準備・企画原稿作成・写真・年表原稿作成などの工程に半年~8カ月、その後、編集・レイアウト・修正作業に3カ月、最終的に印刷・製本に1カ月と、社史を完成させるのに約12カ月間もかかります。ただし、このようにスケジュール通りスムーズに作業が進められるのは、事前に準備がしっかりされていた場合や、プロの社史制作会社に依頼した場合です。そのため、すべての作業を自社で行う場合は最低でも1年、長いときには完成までに数年かかるケースもあります。
 
社史制作の主な進め方
下記のような流れで社史制作を進めていきますが、イレギュラーな問題が発生する可能性もゼロではないため十分な余裕を持たせたスケジュールを作成するようにしましょう。
 
①準備(社史の目的や構成を決定、組織の編成、予算・スケジュール作成など)
②資料収集(内部・外部からの資料収集、取材、写真撮影など)
③編集(執筆、原稿チェック、造本など)
④活用(社内研修、新人研修、PR活動など)